2022年(令和4年)4月 旧日向家熱海別邸 リニューアルオープン!
B.タウト ”幻の地下室 ホテル・ニューさがみや展”開催
ごあいさつ
着工からリニューアルオープンまで3年間、総額3億円の改修工事を完了させ、新・旧日向家熱海別邸は令和4年4月開業(予定)されます。
旧日向家熱海別邸は、世界遺産の建築家・ブルーノ・タウトの手による日本唯一現存する建築物です。84年前の昭和11年、日向利兵衛は自邸に眺望を求め、屋上庭園を造る為に地下室を設けました。その地下室のデザインをタウトは依頼されこの摩訶不思議なる世界「幻の地下室」が生まれました。
建設当時は、過多な装飾を排除し、機能に応じた空間を(のみ)で構成するという近代建築の時代でした。その中にあってブルーノ・タウトはあえて「日本文化と西洋文化が混在した何とも不思議なる世界」を設計しました。日向利兵衛が亡くなった後、日本カーバイド工業により52年間という長きに渡って保存され、解体寸前には篤志家によって危機を免れ、平成16年熱海市の財産となりました。そして昭和18年に重要文化財となり一般公開されてきました。
当会は、2020年10月8日に開催致しました「ブルーノ・タウト”幻の地下室”ギャラリー藍花展」を皮切りに、熱海の各地の賛同いただける会場にて順次「巡回展」を行う企画をしておりました。より多くの市民のみならず、国内、国外の観光客皆様にご覧頂き、歴史のすばらしさ、文化の深み、そして熱海の良さを感じて頂くことを目的としています。
今回、その第二弾(巡回展としては初めてですが)、として歴史ある伊豆山走り湯に隣接する「ホテル・ニューさがみや」様のご賛同を得て開催する運びとなりました。会場のカトレアホールは、相模湾を眼前にみる一階ロビー・ラウンジに面した大広間です。大きなディスプレーを有したゆったりと会場です。暫し熱海の文化に心身を委ね、初冬のひと時をお過ごしいただければと心よりお待ちしております。
尚、「巡回展」を各地で開催したく願っております。ご賛同頂けるホテル・旅館、各地会館などご協力いただければ幸いです。
今回の開催に当たりましては、熱海市観光まちづくり補助事業及びホテル・ニューさがみや様のご支援を賜りました。この場をかりて厚く御礼を申し上げます
熱海ブルーノ・タウト連盟 代表 矢崎英夫
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ホテル・ニューさがみやのご案内
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