2022年34日(金)16時から、会有志で「東山古民家再生地」の見学会をおこないました。
これは先日226zoom会議で紹介されたことからのものです。講師して頂いき、古民家再生を主催しているマチモリ不動産代表の三好明氏にご案内頂いきました。
場所は、熱海市春日町51-10で裁判所近くの南側傾斜地、細い階段下がった場所。かなり広い敷地に約250坪の建物からでき、立派な土蔵も有しています。建物は多数の棟で構成され、変化のある外部空間(庭園)を有し、大きな樹木に囲まれ、覆われていました。また、外壁には樹皮が施されるなど個性的です。室内の傷みも相当なものですが、かつての照明器具、ふすま、水屋などが残り、昭和浪漫を彷彿させる。一部には家具もおかれていました。
この施設、旧日向別邸ができた昭和初期に建設されたもの。『「綿の王」と呼ばれている明治・大正期の実業家・谷口房蔵の息子である、谷口豊三郎が所有している別荘とのことです。トヨタ保養所として使われたのが土地も近くにあり、同氏がトヨタの前身である豊田式織機株式会社の社長をしていたことに由来があるようです。』(マチモリ不動産HPより)
長い間使われず老朽化が激しいですが、手間をかけ丁寧に、時代を残すことを念頭に工夫しつつ再生だきたら、単なる「モノの再生」を超えた「ジダイの再生」となり話題になるだろうと感じました。旧日向別邸、東山荘、杵屋六左衛門旧邸という「維持活用」の施設に加え、現代への「再生活用」の領域が加えられることは、海峯楼、キリューションホテル、に加えた新たな存在となり 東山の永遠なるものの魅力の証明となるのではないでしょうか。(矢崎)

参考・マチモリ不動産HP https://machimori-fudosan.jp/project/kasugakominak/